染色ガイド

Guide2 工場見学

工場紹介

日阪製作所では、鴻池事業所(大阪府東大阪市)と中国の常熟工場の2か所で染色機の製造を行っています。
ここでは、染色機がどのようにつくられるのかについてご紹介します。

  • 鴻池事業所
  • 常熟工場
製造工程
1. 板材入荷・レーザー加工

染色機のベースとなるのはSUS(ステンレス)の板材です。
入荷された板材に、レーザー加工で配管を接続するための穴あけを行います。

2. ロール加工

穴あけ加工が完了した板材をベンディングロール機で丸く筒状に加工します。

3. 溶接

丸くした板材を溶接でつなげて、染色機の胴体を製作します。
さらに、その胴体に溶接で配管をつなげていきます。

4. 内槽研磨・バフ加工

CUT(液流染色機)では、生地の触れる部分を中心に研磨とバフ加工を施します。
装置納入後、加工した際に生地にダメージを与えないようにするためです。
最大限の注意を払いながら、細かい部分まで全て手作業で行います。
研磨材の目の粗さは番手と呼ばれ「#」を付けた数字で表されます。
番手が大きいほどステンレス表面の粗さを小さく、滑らかに仕上げることができます。
#240で粗磨きを実施し、#400で中研磨、最後に仕上げ研磨を行い、鏡面に仕上げます。
(加工前⇒#240⇒#400⇒仕上げ)

5. 洗い作業

溶接加工の際に溶接部に生じる溶接焼けを酸洗いで除去し、きれいに仕上げます。

6. 組立工程

加工された各種装置部品を組み立てていきます。
各々の装置ごとに仕様が異なるため、部品の付け間違いがないよう、徹底した管理のもとで組立作業が行われます。

7. 梱包・出荷

設置工場において搬入しやすい形に分解・梱包し、お客様のもとへ出荷します。