製品/用途

構造・製造工程と特徴

PHEの構造

PHE製造工程

  • プレート材入荷
  • マーキング
  • 塗油
  • 成形プレス
  • 割れ検査
  • トリミングプレス
  • 脱脂洗浄
  • ガスケット装着
  • フレーム材入荷・機械加工
  • 脱脂洗浄
  • 粉体塗装
  • 組立・検査・梱包・出荷
  • 転造
  • 全工程を見る
プレート材入荷
プレート素材を一枚ずつ次工程へ移動させます
マーキング
プレート上部に製造年月・ロットナンバーを印字します
塗油
プレス時に滑りを良くするため、プレートに油を塗ります
成形プレス
伝面部の波形状や、ガスケットラインなどの形状をプレス成形します
割れ検査
光を透過させて、プレートに割れがないかを確認します。
形式によっては、PT検査により確認します。
トリミングプレス
プレート外周の不要部やガスケットのスリット孔等をトリムします
脱脂洗浄
プレートの油を洗浄除去します
ガスケット装着
人の手により、一枚ずつプレートにガスケットを装着します
フレーム材入荷・機械加工
ガス溶断されたフレーム材料をマシニングにより
ノズル部や締付ボルト部等の機械加工を行います
脱脂洗浄
機械加工時に付着したスラグ・スパッタ・加工油を洗浄除去します
粉体塗装
フレームは焼き付けにより塗装します
フレームの大きさや、塗装色・塗装仕様によっては手塗りで塗装します
組立・検査・梱包・出荷
フレーム部品を組み立て、ガスケットを装着したプレートを組み込みます
締付ボルト・ナットにて所定寸法まで締め付け、耐圧試験などの各検査を実施後、
梱包.出荷します
転造
円筒状のボルト素材を転造装置内へ挿入し、ボルトのねじ形状を作り、
必要長さへ切断します
材料やねじ寸法によっては、これに限りません

BHEの構造

BHE製造工程

  • プレート材入荷
  • 塗油
  • 成形プレス
  • トリミングプレス
  • 加工
  • 組立
  • ろう付
  • 検査
  • 乾燥・出荷
  • 全工程を見る
プレート材入荷
プレート素材を一枚ずつ次工程へ移動させます
塗油
プレス時に滑りをよくするため、プレートに油を塗ります
成形プレス
伝面部の波形状や外周部などの形状をプレス成形し、
プレートのノズル部などの不要部をトリムします
脱脂洗浄・集積
油を洗浄除去します
トリミングプレス
外形状とノズルの取付孔をプレス加工します
組立
フレーム・プレート・ノズルを組み立てます
加工
材料を機械加工してノズルを製作します
ろう付
投入
組み立てた製品を真空炉に入れます
排気
ろう付するにはステンレスの酸化皮膜を取り除く必要がある為、炉内を真空にします
加熱
炉内を約1100℃まで昇温してろう材を溶かします
冷却
その後、炉内を冷やしてろう材を凝固させてプレート同士をろう付けします
検査
水没試験を行い、外部漏洩の有無を確認します
型式によっては、これに限りません
乾燥・出荷
器内を乾燥した後、梱包・出荷します

PHE/BHEの特徴

PHE
優れたメンテナンス性

締付ボルト・ナットを外すだけで機器を分解でき、伝熱プレートを1枚ずつ取り出せます。
取り出した伝熱プレートは目視点検しつつ、洗浄できます。
洗浄後の組立も分解同様にシンプルです。

ご自身でのメンテナンスが難しいとお考えの方はまるごとぱっく

二液混合防止構造

長期間使用によるガスケットの劣化によって流体が洩れた場合、2流体をそれぞれシールしているプレートガスケットとプレートガスケットの間へ漏れ出し、排出部より器外へ排出されます。

性能の変更
機器を分解し、プレート枚数を増減あるいはプレート編成をアレンジすることで、伝熱面積や性能を変更することができます。
BHE
高耐圧・耐熱
伝熱プレート間の接触部をニッケルや銅でろう付しているため、高い圧力・温度に耐えることができます。
コンパクト
PHEと比較して構成部品が少ないため、さらに軽量・コンパクトです。
PHEとBHEの特徴まとめ
PHE BHE
0.1〜7300[m3/h] 適応流量 0.1〜70[m3/h]
20A〜600A 適応口径 10A〜65A
〜4.0[MPa]/〜180 [℃] 適応耐圧/耐熱 〜4.5[MPa]/〜200[℃]

設置スペース内で分解可
能です
メンテナンス性 ×
フレキシブルな設計/量産性

プレートを増減すること
で、仕様を変更できます
能力変更 ×
省スペース

二重シール構造
DWプレート
二液混合防止構造
対策品(DW)あり

ステンレス、チタンの他に
ニッケル合金、特殊ステン
レス鋼に対応しています。
材質のラインアップ(プレート)
対応材質
ステンレス